ホワイトデーは、バレンタインデーにプレゼントをもらった男性が、そのお返しに女性へプレゼントを贈る日です。これは日本で始まったイベントで、欧米では見られない習慣です。
ホワイトデーの誕生
ホワイトデーの火付け役として活躍したのがお菓子業界です。1978年全国飴菓子工業組合全国総会にてバレンタインデーのひと月あとの3月14日を「お返しの贈り物」としてキャンディを贈る日と制定し、1980年には第1回の全国規模のホワイトデーが開催されました。
この同じ時期に、博多の老舗和菓子屋である石村萬盛堂が「マシュマロデー」として、ホワイトデーにはマシュマロでお返しをする日と発案しました。このようにお菓子の宣伝販売をするようになってからというもの、日本中でホワイトデーが記念日として定着していきました。
ホワイトデーという名前は、飴の材料である砂糖が白色であるため「ホワイトデー」と命名されたという説と、白は純潔のシンボルであり、さわやかな愛の象徴として名付けられたという説があるようです。
ホワイトデーにはカラーの花を
JA熊本経済連や卸売会社などで作る熊本県花き研究会は、熊本県産花きの認知度アップとブランド確立のため、3月14日は「カラーの日」とするイベントを設けています。
熊本県花き研究会は毎年3月14日に東京都中央区に出店している熊本県のアンテナショップ銀座熊本館で出荷最盛期を迎えた熊本県産カラー100本を用意し、同館を訪れたお客様や通行人の方に1本ずつ無料配布するイベントを行っています。
都会の消費者に熊本の花をアピールするのが目的で、無料配布のほかにも、銀座の飲食店に装飾の協力をお願いしています。
2009年11月に行われた「カラー全国大会」では、カラーの更なる消費拡大を目指して、全国のカラー生産者、市場、仲卸、小売店等
総勢160名を超える人々が集まり、話し合いの場を持ちました。 この大会の目的は、生産者間の交流促進と生産性向上、及び販売力の強化、そして「ホワイトデーにはカラーの花を」キャンペーンの促進でした。
「ホワイトデーに女性がプレゼントされたいものランキング」で、花は上位にランクインすることが多くなっています。バレンタインデーにプレゼントを贈られた方は、お返しとしてお花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。何か別のプレゼントにお花を添えて贈るのもお勧めです。
ホワイトデーの花としては、名前の通り純潔を表す白色の花を選ぶ男性が多いそうです。その一部と花言葉をご紹介いたします。
カラー |
「素敵な美しさ」「清浄」「壮大な美」「乙女のしとやかさ」
「夢のように美しい」 |
オリエンタルユリ |
「純潔」 |
スイートピー |
「繊細」「優美」 |
ラナンキュラス |
「魅力的」「美しい人格」「晴れやかな魅力」
「あなたは魅力に満ちている」 |
バラ(白) |
「尊敬」「私はあなたにふさわしい」 |
ファレノプシス |
「清純」 |
シンピジウム |
「華やかな恋」「高貴な美人」「誠実な愛情」 |
カスミソウ |
「清い心」「切なる喜び」 |
ストック |
「愛の絆」「永遠の美しさ」「豊かな愛」「愛の結合」 |
マーガレット |
「恋を占う」「誠実」「心に秘めた愛」 |
また、バラ(ブルー、パープル系)もお勧めです。
品種名としてオンディーナ、ラグーン、リトルシルバー、パープルハート、マダムヴィオレ、フォルム、パープルレイン、アメジスト、ブルーヘブンなど。それぞれにロマンティックな芳香を持ち合わせており、受け取る人の心に残る贈り物となるでしょう。
2010年 大田市場花き部仲卸協同組合 青年部
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